逃げられない2
「!!今日は何食べに行く〜??」
アッシュフィールドの一角でたわいのない会話がおこっていた。
今日は大学が休みなので友達と食事に来ていた。
いつも道理の日常だが友達と過ごす時間はなかなか楽しかったりするものだ。
恋愛話・・趣味の話、ころころと話題が変わっていく・・
そしていつの間にか最近のニュースの話題になった。
「そういえばさぁ・・サウスアッシュフィールドハイツの事件は凄かったねぇ・・
私はニュースに疎かったのであまりこの事件について詳しくしらなかった。
でも、オカルト系の話になるとつい興味本位で夢中になって聞いてしまう。
実際にゴーストがいるとかの信憑性は疑い高いものだが・・
「そういえば、あんたのアパートからサウスアッシュフィールドハイツ近くなかったっけ??
パトカーとかいっぱい来たんじゃないの??」
(どうだったっけ?)
正直、サウスアッシュフィールドの場所さえ定かじゃない・・
でもそれを言ってしまったら友人に悪い気がしたので適当にごまかした。
「ごめん!!寝てたよ!」
それを聞いて友達は笑った。
「あれだけ大騒ぎになってたのに寝てたとはねぇ。もうあの辺に近づく人あんまりいないみたいよ。
そういわれると怖かったり・・
ちょっとおどおどしてると友達がまた笑った。
「あはは。でもほんと気をつけないとね。世の中わからないことだらけだし。
私たちはお金を支払って店の外で別れた。
「じゃ、明日また講義でね、バイバイ!!」
友人の後姿を見送りながら私もその場を後にした。
(あ〜ぁ、家帰ってもどうせ1人だし・・コンビニで買い物でもしていこっと。どうせまだ雨降らないよね)
その考えが甘かった・・
立ち読みや買い物をしているうちにいつの間にか土砂降りの雨が降り出してしまった。
傘を買おうとしたが運がわるく1本もない・・今考えるとこれが彼と出会う運命の序曲に過ぎなかったのかもしれない。
(もう!!ほんとについてないんだからっ!!)
私は家に向かって一気に駆け出した。
ピシャッ!!ゴロゴロ・・・
「きゃあぁ!!雷!!」
私は雷が大っ嫌いである・・これ以上走って帰るのは無理だと私の精神が悟っていた。
丁度、其のとき薄汚れたアパートが見えた。
(そうだ、あそこで雨宿りしてこう。雨宿りくらいなら住んでる人も怒らないよね。)
私はそこに向かって賢明に走った。雷の音に悲鳴を上げながら・・
キィィ・・
ドアを開けてアパートに入った。どうやら人の気配がしない・・
空気も悪くあまり長居したくはないところだ。
さっきの話もありちょっと怖い・・でも雷のなる外にでるよりかはマシだった。
きょろきょろと部屋全体を見渡すとアパートのマップらしいものがあった。それを見ると先ほど友人との話題に乗った
ある名前が書いてあった。誰もいないアパート・・重い空気全てに納得がいった。
サウスアッシュフィールドハイツ・・!!
(どうしよう・・。早く出たほうがいいよね)
ときすでに遅し・・
振り返るとたくさんの血の後がついた青いコートを着た薄汚れた青年が立っていた。
「ヒッ・・・」
恐怖と緊張で体が硬直する・・
薄汚れた金髪の髪から覗く緑のきれいな目にじっと見つめられた。
(見惚れてる場合じゃない!!動け!!私・・)
心に喝は入ってもどうやら体は別らしい・・カタカタ震えてまったく力が入らない。
そして、コートの青年は私の口にハンカチを宛がった・・
「んっ・・・」
(消毒液・・何のにおいだろう・・)
そう考えてるうちに、私は深い眠りについた。
そして今の危機的状況にいるのだった・・
夢というよりただの誘拐になってしまった・・。最後のハンカチのシーン、薬で口移し(キス)にしようかとも思ったけどリアルを追求し
た私。萌を追求する為に薬に書き直すかもしれない。でも本物のウォルターさんは、出会ったとたん殺してしまうでしょうね・・
おそらく続きはおそらく裏行きな予感・・
このドリが仕上がればウォルター夢、私のサイトが初めてか!?検索してもどこにもないし
同士探しています。ウォルター好きな人ぜひ声をかけてください・・
・!!